7月24日 日曜日

 

■■■寝坊■■■

みんな何回も起こしてくれたらしい。
後日この写真がネットにUPされ、
天に召されましたとかアーメンとか 笑

しかしただの現場のおっさんにしか見えない。
写真はサイトウ君から拝借。

なんとか7時半には起き、軽く皆と話し出発。
いつものサンクスで朝食を取り、
昨日の東松島組も全員残ったメンバーは山元町へ。

今朝は昨日三重から来ていたロンゲさんの教え子の
男の子が北へ向かってバイクで旅立つ。

先週は北から南へ向かう旅人が。
今回は南から北へ。
いろんな人が行き交う。
何かとても不思議な感じがする。


■■■山元町2日目■■■

帰りの事も考えて、オカリナさんをハイエースに
乗せる。

場所は覚えてる?とシブイさんに聞かれたので
多分覚えてます。と答える。
ということは直行でいいんだなと勘違い。
オカリナさんと陽気に仙台東部道路の短い旅。

道に迷いつつも鳳仙寺に到着。
準備をしながら皆を待つ。
が、なかなか来ない。
なんでだろーなんでだろーと思いながら
待つ事30分。
皆が現れた。そして分かった。
今日参加の岡Pさんとコンビニで待ち合わせだった
みたい。ウッカリだった。
まぁ買い物は済ませてあるから大丈夫。

9時作業開始。



■■■うーん■■■

今日は昨日と違い、コンクリートのしかれてない
道の砂出し。
作業を開始するもなかなかはかどらない。

下がコンクリじゃないので、砂と元の土のラインが
分からないのもあるけれど、
どうも人が増えて、会話も増え、会話をすると
手が止まる人も何人か。

ボランティアだから強制は出来ないけど、
お話に来た訳じゃないのでちょっと小言というか、
ホラ、手を動かすっ!なんてみんなの尻を
叩きながら作業をする。
昨日からやってる人間と
今日からの人間では温度差があるようだ。
まぁいいけど。

しかし今日は打って変わって暑い。
日差しが強い。
■■■風■■■

なんだーかんだーしながらも前に進んでいく。
少しずつ疲れも出てきたか、会話のネタが尽きたか
皆少しずつ無口になる。
オカリナさんにもエンジンがかかる。とりあえず
奥の墓石がまるまる倒れてしまっている所まで
突き進む。

昼前に風向きが変わったのか、強めの風が
吹き始めた。
日差しは相変わらずだけど、風のおかげで
涼しくなってきた。うれしかった。

墓石まるまる倒れた所を越えたところまで進む。
ここまではネコが入ってこれないので、
バケツに砂を入れてネコが来れる所まで運び、
ネコに載せていく。

ここに少し手を付け始めた頃にお昼になった。

今日もテラセンへ。
前夜皆にテラセンの話をハカセと
シブイさんとしたので、今日初めてのメンバーは
わくわくしている。

朝来るときにご飯を買ってきた人は
そのままテラセンへ。
買ってきてない人はコンビニにご飯を買いに。




■■■カオス■■■

カオス。
絶対ありえない。
昨日は気づかなかったけど、よく見ると卒塔婆で
テラセンと壁に打ち付けてある。

みんないろんな事に興味を示しつつ、
思い思いの場所でご飯を食べ始める。
僕はメッセージボードの横でおにぎりと
さんまの缶詰を広げる。

みんなは本堂の中にある机を囲んでご飯。
ウチヤマさんと楽しくお話をしている。

僕は今日参加しているラダックさんの
行動を観察しながら物思いに耽る。
(はぁカニクレーンかっこいいなぁ...。)と。

その後お寺を散策。
ツバメが本堂の中で避暑してた。








■■■住職と■■■

皆の会話に途中から参加しても
乗り切れなかったので、普門寺の住職さんの所に
行って会話をする。見た目通り豪快な人。

しかし写真の僕えらそうだ 笑

実は常磐線から海側は早い時期から危険区域に
指定されていたため、山元町のボランティアは
いっさいこちら側には入ってこないらしい。
だけど、それは机の上だけの話であって
そこに住んでいた人たちは、家が無くなったりしても
そこに生活の場が残っている。
はい、そうですかとそう簡単に家も移転したり、
お墓も移動出来ない。

意地でもこの普門寺を、この地域を守りたい気持ちと
自然に対する怒りで動いている住職。

町の職員が来て、ここは危険区域ですよ?
分かってますか?などと言ってきたことが
あるらしい。
その時は、烈火の如く、わかっとるわ!などと
怒鳴りつけたらしい。
何とも勇ましい。
笑いながら話しているけど、
いろんな想いが渦巻いてるんだろうな。

そんな話をしているうちに義援隊メンバーも
集ってきた。
またいろんな話をしている間に、伐木の話に。
本職林業の岡Pさんが反応する。

コンクリを壊す話にもなると、オカリナさんが
反応する。

草刈りの話もあったので僕も反応するも、
今日は普門寺のお仕事ではなく、鳳仙寺の方の
作業をしにきたので、気持ちをひっこめた。

だけど、木とコンクリの話はとりあえず見にいこうと
いう話になり、岡Pさんとオカリナさん、
サイトウくんも同行するみたいだった。

行く準備をする住職の車を覗くと、
チェーンソー2台、ブレーカー1台など
住職の車とは思えない工具が。

出発する前にちょっと落書きタイムになり
ハカセが昨日に引き続き、絵を描く。
なぜか僕を描いた 笑
そしてカオス。
とりあえずな感じのがんばろう!!に
緩さを感じた。

作業時間になったので、僕らは
鳳仙寺へ。

住職の現場の写真をオカリナさんから拝借。
もう住職じゃない。









■■■昼からも■■■
がんばりまっせ。
ウチヤマさんそのポーズ。


■■■飽くなき■■■

とりあえず全部は出来ない。
だから今日の終わりは時間がくるまで。
休憩を取りながらえっちらおっちら。

ヨコヤマさんが支給してくれた熱中飴を
たまに舐めながらえっちらおっちら。

ハカセの後ろでウチヤマさんが
またお茶目な事をしている。
昨日今日でお坊さんのイメージが変わった。

途中家の用事でサイトウ君は帰っていった。
用事があるのに、ギリギリまで作業していく
サイトウ君も素敵だ。




■■■やっぱり?■■■

ハカセは一人で敷地の外郭を掃除していた。
僕らは昨日やった道から繋がる道をお墓の中を
突き抜ける感じで作業した。
ちょうど僕らも突き抜けようとした時、ハカセも
近い所を作業していた。
そしてふと足下を見ると、人が通るために
蓋が載せてあった側溝の部分だけ泥がもっさり
たまっていた。
ハカセ!側溝が!というと、ハカセ即反応。
さすが側溝ハカセ。
だけど、今やっている持ち場も中途半端に
出来ないらしく、とりあえず後回しに。

僕の方が手が空いたので側溝の泥かきを
始めるとハカセも角スコを持ってやってきた。
側溝は私に任せろといわんばかりに。

写真のハカセの後ろの方にも泥がたまっている所が
あったが、途中から側溝が大きくなりとても人では
出来ない状況だったので、
今回は諦める事に。ミニユンボがほしい。


■■■作業も終わりに■■■


時間も終わりに近づき、それに合わせて
片付けつつ残りをこなしていく。

なんとか今日も1本の道とそこから別れる
細い道を手分けして進められる事が出来た。

道具などを片付けながら話していたら、
ウチヤマさんが、
来週平日に50人ほど来てくれるので
なんとかなりそうです。と。

おぉ、50人も来てくれたらもうすぐ終わる!
すべて終わらせる事が出来なかったから
よろしくお願いしますっ。





■■■解散■■■

今日はここで解散。
実はハカセは今回のためにレンタカーを
借りてきていた。
いつもは真っ赤なコペンに乗っている。
道具など責任持って自分で運んで来れるように
借りたらしい。ハカセらしい。
■■■帰り道■■■

オカリナさんを乗せて出発。
みんなそれぞれに散っていく。

僕は来た道を戻るように白石ICを目指す。
ハカセが僕の車に忘れていったポテロングを
オカリナさんが食べる。

そのせいで、国見でご飯を食べようかと
聞いたらそんなにお腹すいてないといいやがる。
仕方ないので空腹を我慢して、久々の上河内。

W餃子もモツ煮定食もいいのだが、たまには
違うものをとピリ辛豚もつ丼を注文。
黒豚メンチも食べる。
んまかった。

ボランティアする事、言葉が悪いけど毎回楽しみ。
パレ松や大観荘、遊林ランドなどのお風呂、
そしてSA飯、PA飯も楽しみ。

何かに楽しみを見つけて
やっていかないと、継続して活動出来ないと思う。

2日目終わり。

次回は陸前高田市。

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