5月7日 土曜日  

■■■成瀬が鳴瀬で■■■

さすがに早く寝たせいか、4時すぎに起床。
ケイコも高山さんも起きだす。

板橋生まれ板橋育ちのタカヤマさんは、
あまりそういうイベントがなかったようで、
テントで寝るのは初めて。
自然の中で寝るのも初めて。
開口一番、空気が旨い。たしかに。

のんびりしながら準備していたら集合時間。
集った人たちの顔をよく見ると、
見え覚えのある顔が。
前回一緒に泥かきした、
大学の後輩で陶芸家の布施さんが。
話しかけると思い出してくれて少し緊張も
とれた。

配属も決まり、東名地区の依頼のある場所へ出発。

午前中はドブさらい。下水が設置されてないので
大切なライフライン。ドブにたまったヘドロや
砂をかき出す。

泥よりもドブの蓋がやっかい。重い。
ひと区画の1辺をやったところで、10時になり
他の依頼場所に移動。

移動する直前、女の子に話しかけられた。
ハヤサカさんという子。
僕の着ていたTシャツのバンドを知っているらしい。
妹のいるバンド。
タートルのカメラマンですか?
という。ミウラ君は細身の優男。僕とは似ても
似つかない。なんで間違えたんだろうか。
しかし妹のバンドを知ってるとは嬉しい。
山形の蔵王でやっている龍岩祭で見たらしい。
ありがとうございます。



移動先に有った梅の畑。
車や瓦礫に倒され塩水をかぶっても、
たくましく花を咲かせていた。

下の写真は梅の花とトガイ君。
某大学の農学部の学生さん。
植物の知識がキラリと光っていた。



今度は民家の床板をはがしつつ、その下に溜まった
泥をかき出す作業。

mont-bellの社員で、南極で活動されていた事が
あるため南極さんと呼ばれていた方に、手伝ってと
言われてついていくと、ヨコヤマ隊の作業現場に。

チェーンソーを取りにきたみたいだったが、
僕はチェーンソー使った事無いというと、
ヨコヤマ隊にいた布施さんと僕が現場交代。

こちらは泥かきではなく、倒れかかった
ブロック塀を壊す作業。
ヨコヤマさんが大阪の自分の会社から
持ってこられたユニックや鉄を切るバーナーで
テキパキと撤去していく。
かっこいい。写真撮っておけばよかった。

やれる事は手作業な僕。
大きいハンマーで残ったブロック塀の基礎の部分を
叩いて壊していく。
ひと作業終えて戻ってきた布施さんたちと4人で
とにかくハンマーやツルハシで壊していく。

泥かき部隊から送り込まれてきたケイコを含む
女性陣4人も洗い物したり、砕いた塀の残骸を拾って
トラックに乗せていく。

お昼。昼飯のためちょっと離れたミニストップへ。
強風で砂埃がすごいのになぜか皆で駐車場に座って
ご飯。見る見るご飯に砂粒が 笑
気がつけばふりかけほどかかっていた。

戻ってからも引き続き塀の撤去作業。





■■■松島を展望■■■

普段デスクワークな僕だけど、
今回は思っていたよりもやれたので少し安心した。
作業も終わり時間もきたのでキャンプに
引き上げる事に。

キャンプに戻り、温泉に行く準備。
布施さんが一緒に行こうと言ってくれたので
布施さんとケイコとタカヤマさんと4人で
松島温泉のパレス松洲へ。

日焼けと疲れた体に温泉が気持ちいいのに
更に日本三景の松島を見ながらの入浴。
気持ちよすぎた。

休憩所で休んでる間にまだ話していなかった
方々とも会話。
喜国さん。漫画家でライターさん。
イカ天の大島渚というバンドは知っていた。
しかし喜国さんの作品を知らず、失礼全開だった。
いろいろお話させていただいた。




■■■お疲れさん会■■■
じつは、今日でmont-bellアウトドア義援隊の
作業は終わりだったらしく、
8日にはこちらのキャンプを撤去しないと
いけないため、明日はキャンプの撤去作業だけ
ということで夜はお疲れさん会となった。

みんなで夕飯を食べつつ談笑。
いろんな業種の人がいていろんな話をして
楽しく過ごした。
夕方布施さんの名刺を作るという約束をしたので、
人生初お星様の下でパソコン開いて仕事をしてみた。
悪くないもんだ。

あらかたデザインも決まって、気がつくと
僕とケイコと布施さん以外いなくなってた。
僕らも寝ることに。

写真は布施さんの作品群。
本人の見かけによらずかわいく繊細な作品を見て
ギャップに腹が立つと言ったら笑ってた 笑

2日目終わり。


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