4月7日 木曜日 | |
■■■出発■■■ |
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おむつ、服、生活用品など、 物資が偏らないように、 1つずつパレットに載せていく。 僕の車にも物資を分けてもらい、物資補強! 2時間くらいかけて積み込んで出発。 |
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作並を抜けて宮城入り。仙台宮城から 東北道に乗り、泉PAで休憩した。 さまざまな職業の方が。 この後ここに直接織田哲郎さんが運転する トラックも合流の予定だったみたいだけど、 ヨコヤマ隊は出発。 この時点ではどこに行くか分からなかった けど、出発してから三陸道に乗ったので 石巻だと分かった。 石巻は行きたいけど多くの支援が 入っているとTVやwebで見ていたので 今回は辞めようと思っていたところ。 でも行きたい場所だったのでよかった。 |
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ようやく石巻に入った。市街地に入る前から 道路脇にはがれき。 3月11日興行予定だった全日の告知ポスター。 |
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見覚えのある市街地はずっと撤去待ちの がれきや車が山積み。 2年前来たときには 想像もしなかった光景。 |
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■■■到着と作業開始■■■ 避難所になっている湊小に mont-bellの会長さんの隊が居るとの事で、 そこへ向かう。湊小前。 |
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物資をここに下ろすのかと思ったら、 避難所横の民家の泥の撤去作業をすることに。 物資を運ぶだけじゃなくこういう支援も あるのか。これなら僕も出来ると思った。 でも、元々体力が全然無くなっていた上に、 ただの泥ではなく、布や紙などいろいろな 物が混ざってしまっている泥なので、 すくいにくいし、重いし大変な作業だった。 普段体を動かしてないのが祟った。 |
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昼食を終えて、作業に戻る前に避難所の まわりを歩いてみる。 学校の裏のお墓と民家の裏。 |
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自衛隊の給水車。 | |
女の子が近づいてきて、何してるのー? 写真?カメラ貸して〜というので、 カメラを貸すといろんな物を撮り始めた。 おじさんね、津波の被害にあわなかった 地域の人にね、この様子を伝えたいから ちょっと車やお墓の方も撮ってみて。 とお願いすると、 地震なんてなかったよ?あれは嘘だったの。 と言う。 怖くて怖くて自分の中で嘘や夢として 処理したのかな。 その後、たぬきの置物が落ちているのを 見つけて、一生懸命拝んでいた。 亡くなった人のものかもしれないと 思い拝んだのか、 早く普通の生活に戻れますようにと 拝んだのかはわからなかった。 胸をぎゅっとつかまれた感じがした。 |
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隊長がどっかに行ったので探しにいくと、 |
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遠くから自分のアルバムを探しにきた夫婦。 |
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それからまた泥のかきだし作業。 たった1軒を7〜8人でやっても 3時間以上かかる作業。 ホント人手と時間が必要だと感じだ。 その後、ヨコヤマ隊は物資配布先へ移動。 |
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■■■物資配布■■■ 石巻市街地から少し離れた鹿妻という地区に来た。 田んぼや畑が広がるたぶん農業地帯。 田んぼや畑にも流されたたくさんの車が そのままに。 |
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物資を配るために提供されている場所が あるみたいで、そこに到着するや、 自称オバタリアン3人組や、彼女らの息子の 嫁らしきフィリピンの方々が 集ってきてくれた。どうも話を聞くと 毎回来てるらしい。 ヨコヤマ隊長は顔見知りのよう。 |
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配布開始。 |
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毎回手伝いにきてくれるという少年。 若干おかもとまりに似ていてかわいい。 自分はもらうより、手伝った方がいいと 思って。なんて事いうので、 僕の手持ちの物資を少しあげた。 少年の願いは少年ジャンプなどの 漫画雑誌らしい。届けてあげたい。 義援隊の方から伺った話、彼は 一日電柱にしがみついて津波から逃れたらしい。 |
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半日と短い時間でしたがお世話になった ヨコヤマ隊長たち。 また期間内に行けたら是非会いたい。 お別れをして、一人石巻の状況を見に。 |
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■■■石巻状況■■■ 地図の1の辺り。 一昨年、田代島という島に渡るために 訪れた船着き場付近。 船の切符を買う券売所の建物自体は 残っていたけれども、 中はぐちゃぐちゃ...。水の跡を見る限り、 2階付近まで水が来てた事が分かった。 |
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移動して、魚町という水揚げ場、市場、 缶詰工場などが並ぶ地域へ。 お土産用に缶詰を買った工場兼お店の 向かいにあった缶詰工場の鯨の缶詰の 赤い看板。 2ブロック分くらい流されて幹線道路で こんな状態になってた。 船やタンクも何もかも全部流されてた。 その缶詰を買ったお店、木の屋さんまでは 道が船等で塞がれてて行けなかった。 |
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魚町から今度は、地図の2の地域へ。 ここは広い範囲写真のような感じで 押し流されていた。 地図左下にある石巻高校が一番下の写真だと 思うけど、ここまで完全にやられてた。 高校の裏手は高台になっているぽく、 後ろに見える家々は免れていたみたい。 |
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暗くなってきたので、最後に市街地近辺の 3辺りに戻りぐるり回ってみた。 船が陸地にいくつも上がっていて、 撤去も容易じゃない光景がそこら中に あった。 一番気になってた地図左上にある 立町付近の、汐だまりという居酒屋。 おいしい魚料理を出してくれてまた行きたいと 思っていたお店。 見にいってみると、 浸水の跡はあったけれども、 建物自体は大丈夫そう。 大将や奥さんの影は無かったが、 災害後の後処理がされていたので 多分無事だったんだと思う。 |
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日も暮れて、明日の予定は友達が入っている |
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